ようこ園

カリフォルニア州デービス在住の三児の母のブログ。

By

小鳥と会話

うちのらんぼーくんは、動物好き。

近所の猫でも、リスでも、鳥でも、この辺りでは珍しくないものでもなんでもとにかく大歓迎で、庭にでも来ようものならいたく感激して喜ぶ。

先日も窓から庭を見て「あっ」と声が裏返っているのでどうしたかと思うと「ことり!かわいいー」といって、灰色のジェイのような鳥を見ている。

その日の彼は、小鳥に向かって一生懸命手まで振っていた。

そして、

「ねえ、おかーさん、こんにちはーって手を振ったらね、ことりがあしをこーういうふうにあげてたよ。

それって、もしかして、とりさんがこんにちはーっていったのかなあ。」

などという。

この純真さっていつまで続くのかしら。

ちなみに、私も子どもの頃は動物好きで(子どもは皆そうか)、「ドリトル先生」が憧れだった。以前、ドリトル先生は差別的表現が問題になっていたけど、今はもう読めないのだったかな。

「長靴下のピッピ」も、今読むと何だか問題表現が多いような気がしますが・・・。

By

初めての本格的お手伝い

日本でおばあちゃんに漬け物を切るなどのお手伝いをさせてもらい、すっかりお手伝いに熱が入っている娘(七歳)。

補習校から出された夏休みの宿題の予定表に、毎日がんばってやることを書く欄があるのですが、そこにも「やさいを切る」と書き込み、決意を新たにしております。

彼女が切るのが得意なのはズッキーニやキュウリ、人参などなので、「ねえねえ、お手伝いする!」とやる気のあるときにそれらのものを使う予定のない時はなかなか大変です。

そういう時はレタスを洗ってもらったりしてます。

そして今日、月曜の朝。夫も私も疲れ気味で、子ども達の方が早起きしたようでした。

ちょっと前だったら必ず私や夫を起こしにきていた彼ら。

今朝は自分たちで何かやっているようです。

だって、らんぼーくんが、我々の寝室をチェックしにきたような気配。

きっと朝ご飯を作っているんだ、と気づいた私は心配になって起き出しました。

するとらんぼーくんが走ってくる。

「あのね、おかーさん(一時帰国時からおかーさんになった)、キッチンに来ないでね。
でも、こむぎこ、どれぐらいいれるのー??」

「こむぎこで何を作っているのかによるんだけど?(多分ホットケーキだ。ほんとに小麦粉じゃなくて、ホットケーキの粉使ってるかな・・・)」

一瞬心配したけど、遠目に、ホットケーキの粉の袋がちゃんとカウンターの上に出ている事を確認。(あーよかった)

テーブルをみると、ホットプレートもちゃんと出してある。

卵を4個も入れたらしい。前日、スクランブルエッグを一緒に作って、割り方のコツを思い出したんだろう。その時も4個使ったから、今日も4個入れてしまったんだね。ココアのもとをちゃんと出して、チョコレートパンケーキにしている。娘が好きなパンケーキだ。

そこまで自分でやったので、私が台所に入って行ってもいいと娘も思ったらしい。

日本のホットケーキミックスは今切らしているので、そういう場合、粉は目分量だ。どのぐらい入れていいか、娘は全くわからなかったようだ。

粉を少し足してあげ、プレートを温め、焼く段階は私が手伝った。

でも、自分たちで朝ご飯を用意し始めることができて、大得意の子ども達でありました。

粉が少なめの、うすーいパンケーキでしたが、とてもおいしかったです。

By

子ども達の体験入学

一ヶ月ほどの日本への一時帰国から戻って早くも一週間ほど経ちました。

長野の夫のご両親には本当にお世話になりました。有り難うございました。一家族、同じ屋根の下に住む人数が増えるとは大変な事なのに、結局なんだかんだと甘えて世話になっておりました。
二年ぶりの帰国でしたが、今回は色々イベントやら課題やらが目白押し、予定が盛りだくさんでした。今まではおむつをしている子どもを1人は連れていたため、何をやるにもフットワークが重かった。今回はそれがなく、その分は楽しめたような気もします。

二年生の娘も初めての、小学校への体験入学をしてみました。かなり社交的な彼女のことだから心配もそんなにしなくてもよいはず、と思っていたら・・・。さあ、今日から登校するぞ、という日から、3日続けて休んでしまうという、出だしは少々危ういものになってしまいました。本人も緊張していたり疲れが出たせいもあるのか、彼女にしてはかなり珍しい事で、私も少々びっくりしました。担任の先生によると、最初のうちはとてもおとなしくてどうしようか、という感じだったそうです。

体調も悪かったのに加え、日本の学校はアメリカの学校とはかなり違うので、娘も最初は戸惑う事が多かったようです。彼女は、こちらで育っているにしては、自分は日本人であるという意識が強い子どもだと思うので、かえってなおさら戸惑ったかもしれません。こちらで社交的な彼女なので、すぐには教室の子ども達全員と友達になれないのがかなり堪えたようです(27名いるんだからいきなりすぐに皆と友達になるのはどんなに社交的でも無理なような)。でも、音楽祭にも参加できて、習い始めていたピアノのお陰でピアニカの演奏も問題なかったし、給食もおいしかったようだし、最終的には「また来たい」そうなので、よかったね。最後の週には、近所の、4年生のおねえちゃんととても仲良くなって、夕ご飯の後まで遊んでいたっけ。こういうお友達が出来てきたから、もし次回があったらもっとスムーズにいくかな。

これもまた意外だったのは、4歳の息子の保育園体験。娘も5歳の一時帰国の時は何回か通った保育園は家から徒歩の距離。もちろん彼にもいってもらおう、と思っていたのだけれど、もしかしたらシャイなところのある息子は嫌がるかなあ、と心配していた。案の定、一緒に最初下見をかねて見学に行ったときはママに抱っこしっぱなし。初日もわんわんと泣く泣く。でも、あっという間に慣れて、楽しい楽しい体験入学生活を送っていたのは彼の方でした。やっぱり、しゃべるのが得意な言葉が全部通じるというのが、とても嬉しかったようで。日本の保育園の先生方はやさしいしね。年中さんの子は他に4名しかもともといなかったこともあり、子どもが増えるのは大歓迎ムードでした。

短期間でも、実際に色々なことを経験するというのはやはり貴重で、それぞれによい経験になったはず。

しかし、娘が飛行機に弱くなってしまったのにはまいった。前はこんなことあまりなかったのに。

飛行機酔いを治すよい方法ってあるのでしょうか。