ようこ園

カリフォルニア州デービス在住の三児の母のブログ。

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DPNS初登園

29日の金曜日、ついにらんぼーくんのプレスクール初登園の日がやってまいりました。

その週は彼は少々寝不足気味。それというのも週初めから夫が長期出張中の我が家では、まだ夏休みボケで早起きできない息子をおねーちゃんと一緒に起こして、小学校へむかう車にまとめて乗せていかなければならなかったからです。この年になるとお昼寝もしないので、朝気持ちよさそうに寝入っている彼を起こすのは大変辛かったのです。でも、金曜日ぐらいになってくると朝起きることはなんとか問題ないようになってきていました。よしよし。

おねーちゃんを小学校前で車から降ろしてから、プレスクールの始業まで時間があるので少しその辺を歩いて時間をつぶし、その後早めにプレスクール前へ。

お友達のおかーさんなどに、「ぼく、新しいプレスクールに行くんだよ!」などとはりきって伝えていたときもあったらしい彼。少しは楽しみにしてくれていたんだから、大丈夫かな、と思っていたのだが。

園の前に車を止めて、「ここが学校だよー。」というと、「やっぱりこの学校、いやだ・・・」というお声。

出ました。最近の彼の得意技、とりあえずいやだと言ってみる。

「でも、お庭がとっても広いんだよ。スクーターもあるんだよ。それを見に行くだけ行ってみようよ、ね!」

と明るく言ってみる。どうやら、それには素直に反応して、大抵抗することもなく車を降りる。

時間になって、ゲートのところは難なく通過。しかし、建物に入る地点でなかなか入っていけない。

建物に入ったところでは先生が、一人一人に名札をつけてくれているのだ。

「ぜったい中はいやだ」

くぅー。でもここであきらめてはいけない。「中に、消防車のおもちゃがたくさんあったよ。(既に親のオリエンテーションのときにチェック済み)Akiraって書いてあるcubby(ロッカーのような一人一人の棚)もあるみたいだよ。探しに行ってみようか???」

大変いやいやながら、部屋の中に入ることに成功。名札をつけることにやはり抵抗する彼。でも、先生も心得ていてまったく強制しない。その先の自分のcubbyを見つけて、ちょっと嬉しそうにしている。そして、消防車をいじり始めた。ここで、私はこれは大丈夫そうだ、と確信。

その後、水彩絵の具でちょっと絵を描いたりした後、庭に出る。

ここの庭、本当にいいんですよ。今度写真を載せますが、「いやいやえん」(最近、彼のお気に入りだった)の「ぞうとらいおんまる」のような船がどーんとある。そして、様々な形の三輪車やスクーターが10台以上ある。これを思いっきり乗りまわせる道路も整備されているのだ。そしてガソリンスタンドまである。

らんぼーくんはこれにはまり、ガスを入れては三輪車を乗り回し、猛スピードで走らせながらも停止のサインのところでぴたっと得意げに止まって、見ているお母さんや先生に「よくとまれたねー」などと行ってもらってごきげんになった。汗びっちょりである。先生には「彼はshyには見えない」などと言われる始末。

もう教室に入って、一度輪になってみんなで座って、挨拶をしてから帰りましょう、といわれたら、彼はなんと「もう帰るのー?つまんなーい」と言った。一人でぽんと置いていかれたら泣いてしまうかもしれないけれど、徐々にならしていったら、きっと機嫌よく通ってくれるのではないか、と期待してしまうほど、彼にしては上出来の初登園の日でした。

家に帰ってからも、宿題の、cubbyの奥に貼る壁紙となる画用紙を写真やシールで飾る作業を楽しそうにやってくれました。

次回は、これを持っていこうといえばちゃんと教室に一発で入ってくれることを期待して。

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新学期!

ついに8月27日の水曜日からDavisの公立学校の新学期が始まりました。

North Davis Elementaryの場合、クラスわけは、直前の土曜日に郵便で知らされます。あなたの家のなになにさんは、どの先生で、どこの教室に行ってください、ということだけが書かれています。クラスメートに誰がいるのかは、火曜日に学校にリストが張り出されるのを待たなければなりません。今年は、うちにも娘と仲良しだった女の子のお父さんから、「どのクラスだった??」と電話が来ました。残念ながらその子とは一緒のクラスではなかったし、先生も聞いたことのない、男の先生。どうなることやら、と思いながら学校初日、娘を教室までつれていくと、昨年度の終わりのほうで仲良くしていた女の子が一緒のクラスだということが判明。彼女が飛んできて熱い抱擁?をしてくれました。他にはあまりよく知っている子は少ないけれど、仲良しが一人いればかなり心強いはず。

男の先生も、ぱっとみたところやさしそうな、年齢も若すぎず、年過ぎず、といった感じの人で、一安心。

学校が終わったとき、どうだったか娘に聞いてみると、「おもしろかったー。またいきたい。」(そりゃ行くよ!)ということで、よかったよかった。

一方、ランボー君の新しいプレスクール、DPNSは、なかなか子どもたちのプログラムが始まらない。まず、親だけのオリエンテーションの日が、小学校などの初日の日にあった。もうレスリーさん(今まで通っていたfamily daycare)には行かない、と言い張るので、お友達のおかあさんに彼を預かってもらい、私だけ出席。

さすが、親が参加型のDPNS、色々細かいことをたくさん言われる。覚えきれない。まあ、やってみて覚えていくしかないでしょう。でも、とにかく園の庭が素晴らしく広く、スクーターや三輪車などもたくさん置いてある。こういうところならなんとか気に入ってくれるのではないかな、と期待してしまう。

親の参加が多いのは、まさに土曜日の補習校付属のめばえ幼稚園のようだ。形式上は、ここは親が育児を学ぶ、Adult Schoolの生徒ということになっている。だから、親が参加しなければならない夜の勉強会のようなものもいくつかある。一年間ぐらいなら、それでもやってみようか、と思ったのは、彼がやっぱりレスリーさんで退屈しているような、あまり幸せでないような様子だったからである。ここ以外のプレスクールは、彼がすんなり入っていけそうな雰囲気のところはあまりDavisにはない。娘も、Davisに来てからはレスリーさんにだけお世話になったが、Eugeneでは、DPNSと似たような形式のプレスクールに一時通っていた。DPNSほど、親の参加が強制的ではなかったけれど。息子にもこれぐらいのことはしてあげたい気がしたのだ。来年、なんとかうまくキンダーにつながっていってもらいたい。

それにしても、ここの先生方と、既に顔見知りのお母さんが、朝の挨拶をしているとき、お母さんが「私、とってもハッピーよ。今日から学校が始まって。子どもたちがけんかばっかりで、正気を失いかけていたから!」などと言い出し、先生も、「家の子ども達も10歳も年が離れているのにけんかをするのよね。びっくりよね。」などと言っていたのを聞いて、思わず笑ってしまった。我が家も最近は、学校が始まる前の何日間か、子どもたちが二人でいる時間が長すぎたのか、けんかばっかりだったのだ。みんな、同じことで苦労しているんだなあ、と実感。

親全員のオリエンテーションが終わったあと、ついに明日、子どもたちのオリエンテーションだ。ランボー君は案外行ってみるのを楽しみにしているようだ。最近、家でおねーちゃんが学校から帰ってくるのを待ったりしていることが多かったからね。

私も彼がどんな反応をするか、楽しみにして今日は早めに寝よう。

おやすみなさい。

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Phoebe Snowの無料コンサート

今日は、タイトルどおりのものが、UC Davisのキャンパスでありました。

毎年夏に、夜、ただで大学で行われるコンサートが何回かあるのですが、今年、ついに初めて行ってきたわけです。

Phoebe Snowって誰か、まったく知らなかったのですが、結構有名な人なんですね。ブルースとか、ジャズ系の人です。大学構内の広場で、7時半から、ということで、とりあえずピクニックブランケットを手に持って、子どもたちをつれて行ってみると、やはり家族連れが多かったでしょうか。皆折りたたみ椅子を持ってきたり、クーラーボックスまで持ってきたり。広場に身動きが取れないほどぎっしりというわけではないけれど、程よい混み具合。

最初、前のほうで聞いていたのですが、3曲聴き終わった途端、らんぼうくんが「おかーさんとあそぶー。hide and seekとかー。」と言い出したので、とりあえずもっとすいている後ろの方へ退散。ちょうど、らんぼうくんぐらいの男の子を連れてきている日本人家族が何組かいたので、そこと合流。らんぼうくんはすっかりはりきってはだしで走りまくり、それほどまだ親しく遊んだこともない子と、たたかいごっこなどに興じておりました。

娘もこーふんして他のおかーさんがたにべらべらおしゃべり。

肝心の音楽も、音響も大きすぎず、でもクリアで、聴かせていました。彼女はちょっと太目のその辺のおばちゃんといった風情でしたが、なかなかいい声でした。もちろん音程がはずれるなんてことはほとんどなし。私はこういうことが大変気になるんです。あまりにも平気で音をはずして歌っている歌手が多いので・・・。アメリカは裾野が広いんでしょうか、そういう点では安心して聞いていられる歌手が多い気がします。

コンサートも後半になると前のほうでは立って踊りまくる観客でいっぱい。

帰りも、少しだけ早く会場を出たら、車の渋滞もほとんどありませんでした。

アメリカでは、公園で無料のコンサートが楽しめる機会も多いのですが、有名人の無料コンサートでも、これぐらい気軽に楽しめるのはなかなか嬉しいですね。