アメリカ人も弁当(Bento)!?
一般的なアメリカの学校での弁当(というか家から持ってくるランチ)の質はかなりひどいといわれる。
確かにそういえるかもしれない。
小学校でも冷えたピザを持ってくる子もいれば、お菓子のクッキーとかグミキャンディーがランチだったり、サンドイッチといってもチョコレートクリームサンドイッチだったり。
でも、と思う。
日本だって大部分の小学校は給食があるから昼の栄養のバランスは割ととれているものの、もしそんな制度がなかったら、菓子パンばかり弁当に持ってくる子も結構出てくるのではないだろうか。
給食費だって払えるのに払わない家庭が多いと聞くご時世。日本人だからってアメリカの学校の弁当の実態をそんなに批判したり、日本の食育文化の高さを本当に自慢できるのかなと疑問に思う。まあ、平均値を比較したら多分日本の方が食に対する関心は高いだろうとは思いますが。
なぜそんなことを書いているかというと、偶然アメリカ人で日本式のお弁当を実践している人のブログを見つけたのです。
このブログの書き手は日本に9年間住んでいた経験があり、日本語も話せる女性。アメリカに戻ってから、ご主人が食事制限が必要だということになったとき、お弁当を持た せるようになり、今は4歳の息子さんがサンフランシスコの日本語と英語のバイリンガルのプレスクールに通っていて、周りの日本人ママと同じようなお弁当を 作って持たせているらしい。
もちろんこんな人はごく少数派だろうけれど、アメリカにも(というかサンフランシスコあたりでは、ということになるかもしれないけれど)こういう人 も個人的に出て来ているのが面白い。ブログの彼女は息子にすき焼き弁当とかカレー弁当、そば弁当なんかも持たせているようで、なかなかやるなあ、と思う。
一般的アメリカ人には栄養のバランスを考えた弁当を子どもに持たせない、日本の方がよい、とかいう平均的な比較ばかりをしているより、私は、アメリカの中にもこういうユニークな人がいるとか、そういうことを発見していった方が楽しいと思う。
彼女のブログを見つけたのは偶然だった。
急に寒い日が続いた頃、娘が学校のランチの時、温かいスープを持って来ている子がいるとうらやましがっていた。こちらにも保温型の、スープやパスタを入れて持って行けるランチ用品が売っているのだ。
↓こんなやつね。

アメリカでもこの辺りでは、寒い日でも晴れていれば外でお弁当だったりするので、こういうのも必要かな、と思ってウェブで調べたりしていた時に出会った。
ちなみに、うちの娘もカレー弁当を持って行ったりします。ちょっと前、ご飯とかおにぎりを嫌がっていましたが今はすっかりそういう時期は過ぎたようです。ただ、彼女はそれほどおにぎりは好きではない。むしろ玄米ご飯が好きだったりします。強力なサーモではないけれど、多少保温機能のあるタッパーのような入れ物がうちにあったので、今はそれにご飯をふんわり入れたりしてやるとよく食べます(肉類だけ食べてくる日も多いけど・・・彼女は肉食です)。それでもお昼の時間が15分ぐらいと短いので、よく食べきれないようですけど、食べきれない分は帰りの車の中とか、家に帰って食べています。
息子も秋からはキンダーが始まりますが、どんな弁当を持って行きたがるのかな。
象印などから保温機能が高い弁当箱が出ていて、こちらでも買えるようですが値段が高い(Ms. Bento とかMr. Bentoというものが50ドルぐらいするようです)。子どもが学校に持って行くものにしては高すぎる気がします。せいぜい上の写真のジャーぐらいかな。今度買うとしたら。
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