ようこ園

カリフォルニア州デービス在住の三児の母のブログ。

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仕掛けられた罠

金曜日の放課後は、娘はピアノのレッスンがある。私も付き添わなければいけないので、息子には何か、塗り絵とか、迷路とか、お絵かきとか、その時熱中しそうなものを用意して一緒に出かけていく。

そうやって少し別々の活動をした後は、この二人、妙に仲が良かったりする。

この日は、学校からの帰宅直後には余りにくだらないことで喧嘩をしていたので、丁寧に仲裁するとか、双方の言い分をよく聞くとか、そういうレベルで付き合う必要はないと判断し(というか判断する前に)、叱り付けてしまった。

自分たちでも納得したらしく、ピアノに行く時も、そこから帰るときも、二人は妙に仲良くしていた。

そしてレッスンが終わって家に到着してから、テレビを見るともおなかすいたともなんともいわず、二人でなんだか忙しそうにしている。

紙に何か書いている。長さがどうとか言っているが・・・?

息子が質問に来る。「あのね、おかーさーん、おとーさんってどれぐらいの大きさ?」

「背の高さがどれぐらいかってこと?175cmぐらいじゃなかったかな。ママより頭一つ分ぐらい大きいんじゃないの」

「それってどれぐらい?(台所に張ってあるジンジャーブレッドの絵の高さより)もっと大きい?」

おねーちゃんが巻尺を探しに来る。

それからも二人でごちゃごちゃごちゃごちゃ。

「もう、おとーさんかえってきちゃうよー」

何か、夫にいたずらをしようとしているのは明白。

でも、何なんだろう。

覗いてみると、帰宅してガレージから入ってくるドアのマットのところに、下のような紙。

そしてその先にはクッションと、M宅から譲り受けた巨大犬のぬいぐるみ(確か、キキと名づけられていた)などが置かれている。

ドアのところには、糸が低い位置に張ってあり、更にマットの下には、プラスチック製の細い棒がきれいに並べられていた。糸に手をかけてマットに足を置くと、棒の上でおとーさんはすってんころりんと滑って頭を打つのではないか、と考えたようだ。

ただ、本当に直接床に頭を打ってはかわいそうなので、クッションやらやわらかいぬいぐるみをならべた。

そして、そのクッションを並べるべき長さを、夫の身長と同じ長さにしたというわけ。

なぜなら、クッションの上を歩きながら転ぶかもしれないから。

後で聞くと、ビー玉をばら撒いておくという案もあったらしい。

それは本当に危ないよ。

でも、一生懸命考えて、クッションをひいたら大丈夫だろうと思ったわけだ。

罠にしてもかわいらしい。

実際に夫が帰ってきても、全く転ばなかったのでちょっとがっかりしていたかも。

それにしてもよく色々考えるものです。

その後、「あきらー、思うようにいかなかったねえ? なんでだろう??」と、反省会も行われたようです。

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プレスクールでの必須単語

息子が大好きで元気に通っているプレスクール、DPNS。

親がプレスクールの仕事を分担するcoop制で、週に一度は教室に入って子どもたちの様子を見ながらキッチンやらアートテーブルやらで作業をします。その日の仕事が終わった後は園長先生とのミーティングがあります。

更に月に一度、夕方から二時間、親だけが集まって子どものしつけなどについて学ぶparent classがあります。

これだけでもかなり勉強になるのですが、更に!まだまだやることはあるのです。

その他の重要な仕事に、係の仕事というのがあります。これは、役員(役員長とか、会計とか、そういう仕事についている人々)の人はやらなくていいのですが、それ以外の人が、たとえば汚れたタオルを洗ってくる係、小麦粉粘土を週一回作ってくる係、などをだいたい3ヶ月間半ぐらいずつ交代で受け持ちます。

年度の最初にどの係をやってもいいか、希望を聞かれ、私は全くよく分からなかったので簡単そうなものを選んだのですが、その仕事が先の12月から始まりました。

それは、purchaserとよばれる仕事。何をするかというと、要するに子どもたちが食べる毎日のスナックを週に一回、まとめて購入して運んでくる、という係です。金曜の夜あたりに、園長先生から買い物リストがメールでくるので、それに沿って週末の間に買い物をすればいいわけです。

簡単そうですねえ。量はかなりのものになりますが。

私もそう思っていました。

ところが、これが思ったほど楽勝ではありませんでした。

というのは、案外、リストに載っている商品名や単語に、私などはなじみがなかったりするのです。アメリカの、プレスクールぐらいの子どものいる家では多分当たり前の英単語なんでしょうが、私にはぱっとわからないものが、一回につき一項目は入っているような気がします。

例えばTater Tots。

そんなもの、あったかなあ?

そういえば、前、一度スナックの表に出ていたような・・・。

でも、自信がないので、買い物に出る前にgoogle imageで検索してしまいました。

そう、これこれ。↓

フレンチフライが丸まったような、hushed brownのようなもの。固有名詞が一般名詞になったような、特別なタイプのイモの揚げ物なんですね。なーるほど。

それから、Saltine。これは、あまり聞いたこともないぞ。なんだろう。塩味のものなんだろうな・・・。

検索するとなーんだ、よくスーパーに売っている、シンプルな塩味のクラッカーです。

しかし、それを一般的にSaltineとよぶとは知りませんでした。

更に、Crisco。これは、植物油などを売っている会社の名前です。それは分かりました。そして買い物リストには、Criscoの直前にサラダオイルとありました。だからてっきり、Criscoで始まる一文は、サラダオイルについての補足説明だと思ったのです。

ところが、WikipediaによるとCriscoはショートニングを最初に売り出した会社で、Criscoと単独で言えば、第一にショートニングのことだったのです。

たまたま、先生がショートニングは実はあったから、買わなくて良かった、もう買ってしまいましたか?と聞いてきたので、その違いに気づきました。でも、先生、だったらショートニングって書いてください・・・。今はショートニングって言ったじゃないですか!と思ってしまったのでした。

まあ、今回は買わなくてよかったのでかえってよかったわけですが・・・。

というわけで、たかがスナックの買い物、といっても私には結構勉強になるのでした。

それにしても、今は冬だから、りんごとか、オレンジとか、ミルクやクリームチーズ、パンなど、大量に月曜の前日やその前の日に買い物をしてきても、冷蔵庫に入りきらなければガレージに出しておけばまず悪くはならないだろうと安心していられるのですが、もう少し暖かくなってきたら、よっぽど大きい二台目の冷蔵庫を持っている人でなければpurchaserも務まらないですね。もしかしたら月曜日の朝早くに買い物に行かなければいけないかもしれません。

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サンフランシスコ一泊旅行

モントレーから帰って一日家で過ごし、その翌日の12月29日から一泊で、今度はサンフランシスコに行ってきました。

本当はモントレーで二泊ぐらいのんびりしようかと思っていたのですが、水族館は半日で見終わってしまうし、もし雨だったら海岸などで遊ぶ事も出来ない。それはまずいと思い、では普段はデービスからは日帰りで済ませるサンフランシスコにのんびり一泊してみようではないか、と思い立った訳です。

それに、改修工事が終わって新しく昨年秋オープンしたCalifornia Academy of Sciencesという、自然科学博物館に行ってみたかったのです。10年近くもかけて、ゴールデンゲートパークに昔からあった博物館を改修していたので、再オープン時にはかなり話題になっていたのです。

環境に配慮した建築とか、屋根が全て土で覆われ、草木が茂る「生きた」屋根だとか、「熱帯雨林」があり、「プラネタリウム」もある正に21世紀の博物館のモデル、といううたい文句です。

休日はかなり混み合うということだったので、一泊して、翌日の朝から行くしかないわけです。

それでもサンフランシスコは遠隔地ではないので、一日目はのんびり出発、フィッシャーマンズワーフあたりをうろうろして、夕ご飯も早めに食べました。町中のホテルの24階に泊まったので、夜景がとてもきれいでした。デービスでは見る事ができない光景で、子ども達も驚いていました。オンラインでチケットを購入してから行こうと思っていたのですが、買おうと思ったとき、翌日のチケットはもう購入不可能でした。二日後のチケットしか買えないようになっていました。この時点で、もっと気合いを入れなければいけないことに気づくべきでした。

そして二日目。なんだかんだでホテルを出発するのが博物館の開館時間になってしまいました。博物館近辺到着は10時少し前。でも、すでに博物館脇の専用駐車場は満車。そこで娘と私だけが車から降りて、チケットを購入する事に。

歩いて行くと博物館近くにすごい列。聞くと、それは既にメンバーの人が入るための列。

なんとなくいやーな予感。でも、チケットを購入するための列はそれほど長くないよ、と言われてとりあえずそこに到着。購入まで20分ほどかかるが、その時、「チケットを持っている人が入館するまで、多分一時間半以上かかる。それでよいですね???」と念を押される。

ちょっとひるんだが、ここであきらめたら多分もう来る事はないだろうと思い、AAAのディスカウントで一人3ドル引きで購入。ちなみに6歳以下はただでした。

そして、チケットを持って列に並ぶが、その列が10時20分ぐらいの時点で長い・・・。最後の方は、もうほとんど公園の外でした。

しばらくして父息子が到着。公園内の、最初の入り口の方にやっと駐車できたとのこと。やっぱり、開館時間以前に来て並ばないといけないぐらいの混みようだったようです。列は、それでも少しずつ前進しているのですが、かなりゆっくり。

↓延々と続く列。我々の後にもまだ長い列が出来ていました。

アメリカに来て、こんな混雑にあったのは多分初めてではないでしょうか。我々が列に並んでしばらくして、もうその日のチケットは販売停止になったようです。

そして我々が入館できたのは、それからほぼ二時間後でした。

もちろん中も、入場制限をしているとはいえかなりの混雑ぶり。もう昼近かった訳ですが、とりあえず水族館の部分や名物の白ワニなどを見物。

↓娘が気味悪がってしまった白ワニくん。

でも、プラネタリウムやら熱帯雨林という呼び物には予約が満杯で入る事は不可能。

カフェテリアも長い列でしたがしょうがないので並びました。ガンボやサンドイッチがあり、その使い捨て皿はプラスチックではなく、いかにもbiodegratableな素材で、ゴミも仕分けして捨てるようになっているのだけでなく、compostというゴミ箱もあったのには少し感心しました。

でも、前、ダウンタウンに開館していた臨時設置の博物館を訪れた時、たくさんいて感心したワニガメが全く見当たりませんでした。ちょっとがっかり。

恐竜の展示も大きなものはT-Rexが一つあるだけ。

熱帯雨林や、プラネタリウムが見られたらまた違う感想だったかもしれませんが、メンバーでも並ばなければ入れないのでは、これらの目玉はサンフランシスコ市外の人にはなかなか気軽に見に来られるものではありません。

残念ながら、博物館としては、それほどものすごく素晴らしいとはあまり思えなかったのでした。

確かに、これまでの、重厚な石造りを基本としたヨーロッパ調の博物館とは違って、館内も明るく、外の自然との調和を目指していて新しい、西海岸らしいものであるとはいえるでしょう。建築が好きな人にはよいかもしれません。

今回の小旅行でよかったのは、サンフランシスコにゴールデンゲートブリッジ側から入ったとき、とても晴れ渡っていて絶景だったことでしょうか。

こういうのを眺めると、やっぱりサンフランシスコ自体は、ドラマチックで素敵な町だなと思います。ちなみに金門橋の通行料金は今6ドルです。昔は3ドルぐらいだったのになあ。