ようこ園

カリフォルニア州デービス在住の三児の母のブログ。

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デービスでの募金活動

先週の4月最初の土曜日は日本語補習校の始業式・入学式の日でした。

でも私は午前中は子どもは3人とも夫に任せて、Davis Farmers’ Marketでの募金活動へ。

写真は第二回目の募金活動の時のものです。

デービスでは、日本人主婦グループが中心となって、ファーマーズマーケットでブースを出せる許可証(12月末日まで有効)をとりました。ちなみに4月から、デービスのファーマーズマーケットは水曜の夕方と土曜日の朝の週二回開催になります。

このブースを利用して、3月26日の土曜日から、今回の地震の被災地の復興支援のための募金活動を行うことになりました。

この許可証は、非営利団体や市民グループが宣伝活動のために申請することができるもので、年間20ドルです。
単なる募金活動だけでなく、何か小物を売った方がよいということです。

そこで今回は、あやめの花を折り紙で折り、それを鉛筆(皆の家に余っていたもの)に差したものを50セントで売る、募金をしてくれた人へのお礼に、和風のしおりや折り紙の鶴のバッジを渡す、また日本的な小物を寄付してもらって、それを売る、ということになりました。上の写真がその小物などです。

立て看板も、高校生の日本人家庭の女の子が作ってくれました。

朝早くの場所取り、一時間半ごとのブースの担当など皆で、できるひとができることを分担し、今日の水曜日で3回連続の募金活動が無事終了しました。

私は色々な準備を少し手伝い、後は1、2回目はブースの担当もやってみました。

3月26日の第一回目は風雨の強い中、10時半からの担当でしたが、立っているだけで寒かったし、突風で、用意した日本の小物や折り紙細工だけでなく、テントやポスターというか看板まで飛ばされそうになるのを必死に押さえなければなりませんでした。

でもデービスのファーマーズマーケットにこんな天候の中買い物に来る人は意識の高い?人が多いのか、募金と売り上げで842ドルも集まりました。

関心を持ってブースに寄ってきてくれる人との会話も結構楽しかったです。昔日本に行ったことがあるのよ、とか、折り紙の鉛筆がきれいだ、と言ってくれたり。娘のクラスメートが雨の中、買いにきてくれたり。(初回の土曜日は補習校が休みなので娘もブースに立ちました。)

そして先週の土曜日はお天気にも恵まれ、1300ドル、公立学校が春休みの水曜日の夕方には458ドルが集まりました。

合計2500ドル以上の義援金が集まった訳です。

皆さん、本当にお疲れさまでした。

今後も、毎週は無理ですが、定期的にやっていく予定だそうです。

何かよいアイディアがあったらお知らせ下さい。

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Marina Horak氏のピアノ公開レッスンを見学

この土曜日、デービスを訪問している、ヨーロッパでは有名(らしいということを後で知った)なピアニストでピアノの先生のMarina Horak先生の公開レッスンがあり、娘と一緒に見学してきました。

いや、この先生、もしかしたら世界的に有名なのかもしれませんが、アメリカの先生はあまりご存じないような雰囲気なので・・・。

見学したレッスンは女の子ばかり5人のグループ。まだピアノを初めて数週間という子から、少し曲を弾けるという子まで。

いったいこれをどうやってまとめていくのだろうと思ってみていました。

初級者の彼女たちにこの先生が伝えたかったことは、結局、ピアノは、体全体を使って、リラックスして弾くんですよ、そのためにはピアノと遊んでいいんですよ、ということだったのかな、と私は受け止めました。

最初、どれぐらい弾けるのかを見るために1人ずつ弾いてもらわなければ始まらないでしょう。

でもまだ小さい、しかも緊張している子ども達をどうやって少しほぐすのか。

教育学でもワークショップでもよくice brakerというアクティビティが使われますが、彼女もそういうことをまずやっていました。小さいボールを子ども達に自分の名前を言いながら投げさせてみたり、擬態語・擬音語を出しながら投げるように言ったり。

それから弾ける曲を弾かせてみて、レベルをみて。

その後は、子ども達に、細かいこと、例えば手の形を矯正させることなどではなく、ピアノの鍵盤にもっと体の芯から触れさせ、リズムの大事さを感じさせることがテーマだったような気がします。

指でなく、手全体でピアノを皆で一斉に弾かせたり、(ピアノは三台ある会場だったので)子ども達にどんな動物に自分がなりたいか考えさせ、その描写もさせて、その動物をピアノで表すとどんな風になるか、やらせてみたり。例えば、猫だったら「ミヤーオ」と鳴くから、それを肘から指先までの腕を全部使って、高音から低音を鳴らして表したりとか。皆で腕を回したり、リズムに合わせて踊ったり。瞑想とか、想像力とか、そういうことに重点が置かれているようでした。

練習嫌いなうちの娘に、少しは刺激になるかなと思って連れて行きましたが、彼女にも結構面白かったようです。

家に帰って練習する前に、鍵盤をばしばしたたいていました。

私も、彼女にどうやってピアノにアプローチしてもらうか、どうサポートするのか、少しだけヒントのようなものをもらったような気がします。

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“Honk for Japan”ーカリフォルニア流募金活動?!

3月11日以来、日本と関わりのある全ての人が心を痛める日が続いています。

皆が何かできないか、と考えているようです。

私も微力ながら、地元デービスの募金活動にできるだけ関わるようにしています。

お友達から、カリフォルニアらしい、明るい(明るすぎる?)募金活動のビデオを紹介されました。

暗いニュースばかりで塞ぎがちな時、元気になれるいい映像だと私は思いました。