ようこ園

カリフォルニア州デービス在住の三児の母のブログ。

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デービス育ちのノーベル賞受賞者、Carol Greider

10月6日付けのデービスの新聞、Davis Enterpriseで、2009年のノーベル医学賞受賞者3人のうちの1人、Dr. Carol Greiderが、なんと我々の地元のDavis Senior High Schoolの卒業生で、小学校から高校まで、デービスの公立学校に通い、「デービスで普通に育った子ども」(とはいってもお父さんはUC Davisの物理の教授、お母さんもcommunity collegeの教授)だと報じられていました

Davis Enterpriseの新聞配達もしたそうです。確か、最初の女の子の配達員だったとか。

学校は好きだったけれど、New York Timesのインタビュー記事によると子どもの頃はdyslexia(失読症)だったかもしれない、なぜならスペリングが覚えられず苦労して、remedial class(いわゆる落ちこぼれの子のためのクラス)に入れられた、と言っている。

なんだか嬉しい。

最近はアメリカでも子ども達は小さい頃からテストやスタンダードに振り回され、大学進学を視野に入れて、お稽古ごとをいくつもこなしていくのが普通になっているけれど、やっぱりそういうことばかりできたからって、その後の人生が約束されたものになるとは限らない。

そんな考え方は間違っていないということの一例ではないでしょうか。

まあ、もちろん、彼女の育った時代と今は違うけれど、それでも子どもの好奇心を殺さず、小さなことでも前例のないことにも取り組んで行く気持ちなどをサポートしてあげることが、いかに大事か、考えさせられます。

もちろん、彼女の偉い所は、多分それだけでない色々な苦労を克服して来たことなのかもしれません。

デービス高校も大騒ぎだったでしょう。

地元の人、しかも女性のノーベル賞受賞者出現は嬉しいニュースでした。

普段はあまり読む所のない(失礼!というか最近は時間のない)新聞だけれど、やっぱりとっておくと興味深い記事も時々載って面白いです。

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三人子どものいる生活

末娘も5ヶ月になった。

未だに寝返りもしないが、この一月位であやすとよく笑うようになり、赤ん坊の可愛い盛りだ。

三番目の子どもともなると、楽だという言い方もあるが、実際には上の子たちのスケジュールに合わせて動くのがすこぶる大変だ。

なんといっても、赤ん坊のリズムというのはのんびりしている。

朝お兄ちゃんは8時20分頃には教室に入っていなければならない。キンダーは8時15分から30分の間に登校しなければならないのだ。

お姉ちゃんは8時27分に始業のベルが鳴る。

もちろん二人一緒に連れて行くのだが、どちらかというとお兄ちゃんの方が朝の準備は遅く、毎朝遅刻しそうでハラハラする。

朝はだいたい末娘は家でパパとお留守番なのでまだきびきび動けるので助かる。

彼女も朝起きたばかりの時は機嫌もまあまあである。

問題はお迎えだ。

息子は11時35分に学校はおしまい。末娘はその頃朝の昼寝の最中だったりする。

出発する時間の少し前に余裕を持って起こして、飲むものを飲ませて、おむつも変えて、とやっていられればまだいいのかもしれない。

でも、起こしたって赤ん坊は(というかうちの赤ん坊は)すぐにごくごく飲んだりしないのだ。

まず、昼寝が十分だったら起きてにっこり。

それから少しお話。

そして今度はあっちをきょろきょろ、こっちをきょろきょろ。

飲ませようとしたってきょときょとして飲みやしない。

これが彼女のリズムなのだ。

かといってあまり早く起こしすぎると、それこそこちらは何も出来ないし、赤ん坊も眠くて機嫌が悪い。

だから諦めて、出発する直前に起こしてそのままぼーっとしている所を車に乗せてしまうという作戦もある。

しかし、そうすると、お兄ちゃん達がちょっと遅れて教室から出て来たりする頃には機嫌が悪くなってしまう。

ひょっとするとおなかがすいてかなりご機嫌斜めになってしまう。

だから大抵、お兄ちゃんを家に連れて帰る時の車の中には、末娘の泣き声が響き渡っている。

彼女の場合、車の中でもう一度眠くなってしまって寝てくれるということはありえない。

別に車が嫌いな訳ではないと思う。タイミングの問題なのだ。

お姉ちゃんのお迎えの、2時35分というのもなかなか中途半端な時間である。

お昼過ぎに、また眠くなって、お迎えの頃丁度また寝てしまったりする。

カーシートに入れれば起きてしまう。

結局この二回目のお迎えの時もあまりご機嫌がよくない。

まあ、赤ん坊はどうしたって泣くものだから、しょうがないといえばしょうがないのだ。

しかし、更にこの後にも習い事やら遊ぶ約束やらで出かけなければいけない日は、なんとなくこちらもぐったりである。

でも、結局そういう日には夕方に少し寝てくれればなんとかなる。

それに、ここデービスに5年間も居着いた結果、いわゆるママ友が私にも格段に増えた。

上の二人を育てている時は引っ越しばかりだったし、あまり人脈が育たなかったといえる。

でも、今回は、とにかく赤ん坊のものを揃える所から、どうぞもらってくださいという方がたくさん現れ、自分たちで買ったものはほとんどなかった。上の二人の子どもがお世話になったレスリーさんのfamily daycareの知り合いやら、日本人ママのお友達やら、DPNSのママ・パパ友などがあれこれ助けてくれる。時々だけれど、彬をお迎えに来て、そのまま遊びに連れて行ってくれるお友達さえいる。

とてもとても有り難いことだ。

それに、大変ではあるが、やはり、3番目の子は、上の子ども達が赤ん坊の時のことを思い出しながらあれこれ考える余裕は出てくるようだ。話しかけもばっちりだ。何でもかんでもとにかく話しかけてやればとても嬉しそうにしているんだから、こちらもつい熱心に適当なことを話してしまう。上の子ども達相手だとここまで適当にはできない。

上の子達も、お姉ちゃんはもちろん、お兄ちゃんもよく話しかけてくれる。

特にお兄ちゃんが案外妹のことが大好きで、笑わせたり相手をしてくれるので助かることも多い。

そのうちお兄ちゃんやお姉ちゃんの後を付いて回るようになるんだろう。

どんな風になるのか楽しみだ。

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手が出る

我が家の次女は4ヶ月になりましたが、少し前に手を発見しました。

少しの間ガラガラをつかんで振り回したり、手足をジタバタさせることができるようになってきました。

手足が動くようになって、寝た時に毛布をかけても必ず足をバタンと上げてはぐようになりました。

それだけでなく、最近はおっぱいを飲みながら私の胸元をばしばしたたいたり、シャツの襟のあたりをつかんで一定のリズムでぐるぐるまわしたりしています。

最初は疲れも吹っ飛ぶかわいさだわー、と思いました。

でも、あまりに毎回だと、なんだか首の下あたりが痛いです。

思わず手をつかんでやめさせました。

さあ、今週は忙しいけれどがんばろう!

そうでも言わないとすでにばて気味。

今年から息子もキンダーなので、Back to School Nightという、先生からの新学年度どういう風に授業を進めるか、どんなクラスにするかの説明兼保護者との親睦会のようなものも2回行かなくては行けません。

同じ日の違う時間ならよかったけれど違う日なので出頭も二回。

行かなくてはねえ、やっぱり。