ようこ園

カリフォルニア州デービス在住の三児の母のブログ。

By

床のある生活

ついに、やっとのことで・・・

クリスマス前の週、金曜日と土曜日の二日間で我が家のコンクリートむき出しだった部分に床ができました!

廊下も、↓

子ども部屋も、ご覧のとおり。↓

今回わかったことは、床があるというのは本当に有難いことだということです。冬に床がないと、寒さが増す気がします。

それだけでなく、床を張り替えている部屋にあるものをガレージや他の部屋に収納しなければならないのでいつもにも増して部屋が散らかるし、何かと不便です。まあ、それぐらいたいしたことではないわけですが。

月曜日には壁の下やドアの周りの枠木をつけたり、それにペンキを塗ったりする作業、そして、更にその翌日、移動した家具などを運んでもらう作業が残っています。でも、ぎりぎりクリスマス・イブ前に全て終了する予定です。あーよかった。

11月6日の真夜中に水が出てから一ヶ月半以上かかりましたが、とにかく床が出来て嬉しいです。

こういう家の中の作業をする人は、朝8時ぐらいから作業を開始するんですね。つまり、家の人が全員外出するにしても家にいる時間から作業を開始して、その後家の人が帰ってくる前に作業が終わった場合はガレージを閉めて帰ってしまう、というわけ。

なんとなく自分たちが家にいないのに作業を任せるのはどうかな、と思ったのですが土曜日はやむなくそうしました。

それにしても、木製の床を敷くには、床の形に合わせて木をたくさん切らねばならず、雨がちだったのでガレージ内でその作業をしてもらわないといけなかったので、木屑の埃が家中に舞って一時大変でした。

全ての作業が終わったら、文字通り大掃除をしなければならないでしょう。

新年に向けて、丁度いいタイミングと言わねばなりません。感謝、感謝(床に)。

By

プレスクールで「親切」を教える

今週、息子の通うプレスクールでは、日ごとに違うテーマとは別に、大きな課題が一つあった。

それは子どもたちの間にkindnessやfriendshipについて考えさせる機会を与えること。

息子たちの学年は、どうやら女の子は男の子とは遊ばないとか、君とは友達じゃないから遊ばないとか、そういった言動が年度最初から多かったらしい。

この一週間で、先生たちは各子どもに特別に親切にする相棒(buddy)を割り当てる。前の週の金曜日、各親は手紙でその相手の名前を確認する。週末の間、その相手に親切にするにはどうしたらいいか、話し合って、月曜日に何か行動できるようにする。

ただ、朝会った時に「おはよう。」というだけでもいいし、何か相手が好きそうな絵を書いたり、クッキーを焼いてきたりしてもいい。ギフトラップはしないで、手作りのものなら、簡単なものをあげても構わない。

自分の相棒には、別の相棒がいて、別の友達に親切にする。

サークルタイム(先生が前に出て、手遊び歌を歌ったり、お話を読んでくれたりする時間。子どもは、この時、発言するなら手を上げなければいけないとか、小学校が始まったら当然とされる教室での基本的ルールを学んでいく。)の時には、親切ってどういう風にすることか、子どもたちの意見を聞いていったり、親切にすることがテーマになっている絵本を読んだりする。

息子の相棒に指定された男の子は、当然もう顔なじみだけれどあまりいつも一緒には遊んでいない子。でも、息子があからさまに「友達じゃない」といっていた子どもではない。このあたりの人選、先生たちはなかなかよく見ていてわかっているな、という感じ。

息子にはもちろん日本語でどういうことをすることになっているか説明し、「何をしてみようか」と聞いてみると、「分からない」というお答え。それはそうだろうね。じゃあ、「おはよう、って言ってみようか」と提案すると、「そうする。」という。

あまり朝ちゃんと挨拶を交わしたこともない相手に、月曜日に行ってちゃんと挨拶できるのか心配したけれど、本人いわく、「ちゃんと言ったよ。」ということだった。

次の日には、息子がよくやっているマジレンジャーの塗り絵を二枚印刷して、相手の名前と自分の名前を書いて渡した。彼は「これなーに?」という感じだった。でも、ハロウィーンの時、マジレンジャーになってたんですけど。

一方、息子の相棒の子どもはドラゴンの絵や、羊?の絵を描いてくれた。

サークルタイムに参加してみると、親切ってどういうことでしょう?という先生の質問に、loveとか、Say good morning、Play together, Say how are you?, Play date、などの答えが並んでいった。

水曜日ぐらいからは、息子は相棒を遊びに誘って一緒に遊ぶことにする、と言って、実際に一緒に遊んだらしい。

実は、息子は一番の仲良しの男の子と砂場で「チョコレート」遊びをするのが日課。要するに泥遊びなのだが、水と砂を混ぜてチョコレートを作っているつもりらしい。彼と二人で熱心に遊んでいる時は、他の子どもが入って一緒に遊ぶのを嫌がっていることもあった。そのチョコレート遊びに相棒を誘って、他の子とも一緒に遊ぶようになったらしい。これは結構な変化かもしれない。

そして最終日の金曜前の木曜。相棒の子に明日は何をしてあげようか、という話をしていたら、息子は、自分に絵を描いてくれた子に、自分も絵を描いてあげたいという。なるほど。

そして下のような絵を描いた。

ドラゴンの絵を描いてくれたんだから、多分恐竜も好きだろう。恐竜の絵本はうちにあるから、それを見て描くことにしたらしい。(ちなみに下のStegosaursという字は、私が下書きしたものをなぞったもの。それにしてもカラフルな恐竜。絵本の恐竜はもちろんこんな色はしていなかった。)

じゃ、自分の本来の相棒の子には何か描いてあげるの?と聞くと、その子は何が好きか分からないから、描けないという。なるほど。そこで、その子が何が好きかは聞いてみると約束した。

そして金曜日、息子に親切にしてくれる相棒の子は、なんと息子に手作りチョコレートファッジをプレゼントしてくれた。袋にはTo my friend Akira, From Zackと書いてある。彼は、息子はチョコレートが好きに違いない、だって毎日砂場でチョコレートを作っているから、とお母さんと話したらしい。

そして息子も彼にお返しの絵をプレゼント。二人ともニコニコと嬉しそうにしていた。

小さいなりにちゃんと自分で相手のことを観察して、親切にすると、自分も嬉しい、という体験ができたことは、この「親切週間」の試み、なかなか成功したといえるのではないでしょうか。

ちなみに、息子の本来の相棒の男の子も、「チョコレート」が好きと答えたそうです。あんな甘いチョコレートファッジをあげるのもどうかと思うし、どうしたらいいのか・・・。悩みそうです。

By

初めての買い物

アメリカに住んでいると、子供たちだけで店に入ってものを買うという経験はなかなかさせてやれない。

娘は、そろそろぼんやりとお金の価値に気づき、ドルやつり銭などの計算の仕方もわかってきているので、何かとあるとお小遣いを使ってみたりしたいようだ。

そんな彼女が学校で、学校の近くにあるDavis Art Centerにて、12月最初の週末、クリスマスギフト向けのクラフト・ショー(ちょっとその辺のお店では売っていないような、手作りの工芸・手芸品・お菓子などの出店を集める企画)があり、そこで子どもたちだけでクリスマスギフトを買い物できるコーナーを設けているという話を聞いてきた。絶対に行きたいのだという。

息子には早いかとも思ったが、お姉ちゃんが行くとなると自分もいきたいという。

そこで二人を連れて土曜日の日の暮れかけた時刻に行ってみた。

Davis Art Centerというところは、普段はバレエやお絵かき、織物などの子ども向け及び成人向けクラスを開講している場所。公園の一角に位置している。市の公共の施設ではないが、雰囲気としては公民館といったところである。

公園の駐車場に入ってみると案の定混んでいたが、すぐに駐車することはできた。

建物の中に入ると人がいっぱいで熱気がむんむん。

子どもたち専用のクリスマス・ギフトショップの場所はすぐにわかった。

説明を読むと、子どもたちが買い物をする時間は45分ぐらいみてくれと書いてある。そして、親はこの建物から出てはいけない。買い物の仕方は、まず、買い物をする前に、指定の封筒に子どもの名前と、親の携帯の番号、そして使う予定の金額を書き入れ、その中に現金を入れる。

さらに、贈る人の名前を、差出人の自分の名前とともに全部シールに書き出しておく。

準備ができたら、店内に入れる。小さい子どもたちには、買い物を手伝ってくれる人が終始付き添ってくれるので安心だ。

結局娘は、弟と、偶然会った日本人の、弟のお友達とともに、店に入っていった。

この店で売っているものは一ドルから六ドルまでの値段のものしかない。娘は自分のお小遣い9ドルで、6人分のプレゼントを買う計画だ。息子にはまだお小遣いがないので5ドル渡してやった。パパとママに買ってくれるそうだ。ちなみに娘は、ママには何か作ったものをもう用意したから、ママはリストには入っていなかった。

しばらく親同士はそのあたりの店をひやかしてまわった。去年だったか、私一人で見に来たときには、大変おいしい手作りアーモンドキャラメルバーを試食できたのだが、今年は売りに出ていないようだった。残念。

40分ぐらいして見に行ってみるとまだ買い物が終わってはいないようだった。買い物が終わって待っている子どもの名前は、メッセージボードに書き出されるはずだが、まだ出ていない。

店の脇にいすが並べてあったので、そこに座っておしゃべりをしていたら、しばらくして店の人が「あなた、子ども三人いる?」と聞いてきた。どうやら買い物が無事おわったらしい。

娘は結局お父さんへのいいプレゼントが見つからなかったと残念そうだったが、それ以外の人へのプレゼントは買ったという。お金は使い切った。息子も親へのプレゼントを無事見つけられたそうだ。彼は一ドルあまっていた。一生懸命買い物をしたようで、なんとなく興奮しているようすだった。

家に帰ったら、早速クリスマスツリーの下にプレゼントを並べていた。

娘は家族以外には仲のよい友達、ピアノの先生、そして担任の先生に買っていたようだ。

それぞれ、いったい何を選んだんだろう。ちょっと楽しみだ。