ようこ園

カリフォルニア州デービス在住の三児の母のブログ。

By

運動会

皆さん、母の日はどう過ごされましたか。

私は、良い日を過ごしました。

例によって、補習校の運動会のため、朝8時からサクラメントで過ごしましたが、暑すぎず、寒すぎず、ちょうど良い日でした。もちろん前日は普通に補習校の授業もあったため、大変ではありましたが、小規模な学校の、力の入りすぎてない(?)ほのぼのとした運動会といった雰囲気が私は結構好きです。

運動会は日本の学校文化独特のものと思いますが、補習校の運動会の特徴は、競技の最中、親や親戚が観客席でのんびり見ているなんて光景があまりないことでしょうか。

なぜかって、親がそれぞれの競技の係で、生徒を並べたり点数をつけたりするためにフィールドに生徒と一緒にでているからです。アットホームな雰囲気だから、生徒のすぐそばで誰でも応援できます。

さて、我が家の子ども達の今年の結果ですが。

娘は、40m走ではビリ。

しかし、パン(袋入り菓子)食い競走では一位!

うーん。

私は走るのだけは速くて、運動会では毎回リレーの選手だったのですが、娘は誰に似たのでしょう。彼女は負けず嫌いだけど、案外おっとりしてて、それはそれでいいかもね。

でも、袋の角をかむ角度を考えて食いついていて、偉かった!!(無理矢理褒める)

弟くんも宝探しという、小さい子用の競技に出場。

よーい、どん、と言われても、あまりわかってなくて、自分の番でないのに走り出していました。

走って行って、おいてある袋(中にお菓子などが入っている)をとってゴールするのですが、そこにたどり着いてから「ママー、どの袋とるの?」と後ろを振り返って聞いてきた。どれでもいいのよ!君も、あまり競争心ないかなー。

参加することに意義がある、っていう運動会、でした。

By

アメリカの教科書

時々、インターネットでサーフィンしていると本来探していたテーマと全く違う世界に入ってしまっていることはよくありますが、以前、アメリカの教科書について調べていたらこんな情報が目に入りました。

カリフォルニアの教科書の重さについてのレポート

ふーん。比喩的な重さってこと?

などと思ってのぞいてみると、いやいや、真剣に教科書の重さについて議論している報告書でした。

それによると、議論の発端は、アメリカの、特に最近の教科書は重すぎて、教科書の入ったバックパックが原因で病院かつぎこまれた児童が何千人もいるという報告書が出たことにあるらしい。どうやら振り回したり、バックパックにつまづいたり、というものまで含まれているらしいが、成長期の子どもの背骨にも影響があるだろう、ということで真剣に教科書の重さを出版社ごとに比較して調査することになったようだ。

確かに、アメリカの教科書は日本の薄っぺらいものに比べると立派である。

でも、教科書の位置づけは随分違うようなんですけどね。

例えば、うちの娘なんて教科書ではまだならっていません。全く。

日本じゃ、一年生になったら新しい教科書をもらうのが当たり前だけれど、それはない学校もあるというわけです。教科書を使う時も、参考書的な使い方なのではないでしょうか。あんなに分厚い教科書、全部読んで理解しているとはとても思えません・・・。

調査の結果は、中学生などになると一冊で5ポンド以上のものもあり、4ポンドぐらい普通であるようです(ちゃんと表が出ている!)。1ポンドは500グラム弱だから、5ポンドっていったら2キロ強。それが主要4教科だったら8キロはあるってことですね。確かに重い。

なるべく軽く、薄くするようにということになったらしいけれど、そうすると紙が破けやすくなるとか、内容が少なくなって魅力的でなくなるとか、出版社側も苦労しているらしい。

とにかく、分冊にするなり、オンラインのオプションをつけるとか、工夫して、下の基準を超えないように、というガイドラインができたようだ。

  • Grades Kindergarten through Four: Three Pounds
  • Grades Five through Eight: Four Pounds
  • Grades Nine through Twelve: Five Pounds

アメリカの教科書は重いから家に持ってかえって勉強しないのかと思っていたけれど、そうでもなくて、その重さが大問題になっていたとは知りませんでした。

立派なのはいいけれど、コストばかり高くなって、おまけにけがまでするのでは確かによくないものね。

By

習い事

家の娘も習い事が二つに増えた。

今までは体操教室を週に一回だったけれど、今度はピアノ。

実はピアノを習わせることは少々迷った。

体操教室を始めたのも去年だが、それは迷うことはあまりなかった。

こちらの学校では体育の時間も大したことはやらないし、自分が体育系の習い事を一つもさせてもらえなかったので、娘には何か体を動かすことを楽しんで欲しいと思っていたからだ。

でも、ピアノだのバイオリンになると毎日自分で練習もしなければならない。

私は、自分が練習が大嫌いだった記憶があるので、娘に押し付けることは絶対したくなかった。

しかし。

こちらの学校では音楽の授業も、ほとんど無に等しい。特に最初のうちは。

それなのに4年生からいきなり弦楽器を弾かせてみたりするのである。(音楽プログラムが予算削減でカットされなければ)。

ピアノなどを習って音符の読み方がわかっているならいいが、そうでなければ弦楽器なんてちゃんと弾けるのだろうか。皆がやってるんだからそれなりになんとかなっているんだろうけれど、あんまり適当なのもちょっと考え物だ。

そうはいっても、はっきり言ってアメリカでアジア系の子どもは必ずといっていいほど音楽を習っている。なんとなく皆と同じっていうのもつまらないかしら・・・などとも思っていた。

そういうわけでなんだかんだと迷っていたのだが、本人の友達などにピアノを習っている子があまりにもたくさんいた。その影響はやはり大きかったようだ。

以前、娘は回りの子が得意そうにピアノを弾いたりするのを見て、難しそうだから私はやらない、というような感じだった。

それが、つい最近、私がやってみる?などと試しに聞いたら、「やりたいやりたい」というお返事。

どうやら、皆がやっているからやりたい、という考え方にいつのまにか変わってしまっていたらしい。

それでも、ちゃんと練習しないとだめなんだよ、と念を押した。すると、レッスンに行ったら、ちゃんとやるべきことを自分でメモしてくるとまで言い切った。

それでは、ということで友達の、ピアノを教えてくれるという人に早速お願いした。

まだレッスンは第一回目が終わったばかりだけれど、今朝は朝おきてすぐ自分から練習する!と張り切っていたほど。

彼女は張り切る時はとっても張り切るのです。こういう姿を見るのは嬉しい。

三日坊主という言葉がありますが。

三日でも、なんでもいいから、とりあえずはやってみせてよかった。

さて。

これを見ている弟くんも何かやりたくてしょうがない。

練習の時も、宿題の時も、彼は本当によく邪魔してくれます。

そばにあった子供用バイオリンを与えてみました。ちょっと音を出して、満足しています。

まあ、邪魔といってもかわいいもんです。