ようこ園

カリフォルニア州デービス在住の三児の母のブログ。

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もうすぐハロウィーン

アメリカでは子どもたちが一番楽しみにしている行事、多分それがハロウィーン。

うちの子供たちも9月頃から「そういえばハロウィーンっていつだったっけ?」と思い出し、10月に入るとカウントダウン状態。

あと二週間!うおおお!ってなわけで興奮状態。

10月の半ば頃といえば、懐かしのカナダでは感謝祭の頃。その頃夫は必ず学会。

今も学会中で、明日帰ってくるところですが、そういうときに限って私は風邪を引き込み、おまけに昔腫れた膝までひねってしまい、調子が出ない。

でも、子どもが7歳と4歳も後半となれば、機嫌のよい時間帯は仲良く遊んでいてくれたりする。今日、補習校の帰りにFresh Choiceというよく立ち寄るレストランで昼食をすませてきたけれど、大変仲睦まじく食事をしてくれ、本当に楽になったなあ、と感慨深かった。おねえちゃんは一人でトイレにも行ってくれるし。家に帰ってから娘には「おかーさん、元気出して!」というメッセージカードまでもらった。

ただ、魔の時間帯、夕ご飯の前は相変わらずけんかばかりになってしまい、風邪が悪化しそうになった。

体調が悪いとマイナス思考になりがちだけれど、ハロウィーンを待ち望んでいる楽しそうな子どもたちのことを考えて寝ることにしよう。おやすみなさい。

↓ぼくは今年は激レッドになりまーす(なんか、妙におなかがでている?)。おねえちゃんはピンクのうさぎです(後ろに見えています。)

今年は二人ともおニューのコスチューム。去年は、ふたりともおととしと同じでよいといってくれたし、しかもおねえちゃんはその二年間は浴衣を着ていってく れたのでほとんど衣装代はかからず。一昔前は、皆お母さんが作ってくれた、という家も多かったよう ですが、最近は買ったほうが安いこともありそうです。

二人のコスチュームの変遷は確か以下の如し。

息子一歳:Jack-O-Lanternのコスチュームを拒否。(怖かったらしい)昼間店でのtrick or treatもほとんど参加できず。頂き物だったから懐は痛まず。

息子二歳・三歳:消防士。(彼は赤い衣装が好きなのかな)trick or treatも参加できるようになる。

娘0歳・一歳:トロントの学生アパートにて、やってくる子どもたちに親がキャンディーを配るのを目撃。

娘二歳・三歳・オレゴンのユージーンではディケアに骸骨模様のTシャツを着ていった。trick or treatには行かず。このころはMallなどで小さい子向けにキャンディーをくれるとは知っていても、連れて行かなかった。

娘四歳:Davisで魔女の衣装で存分にtrick or treatを楽しむ。

娘五歳・六歳:日本でおばーちゃんに買ってもらった浴衣で回って、”Beautiful!”と褒められる。

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息子のプレスクールのカリキュラム

息子の参加型のDavisのプレスクールが始まって早一ヶ月。

親の仕事量は確かに多いけれど、リードするメインとサブの先生もとてもしっかりしていて、子どもを見る目もとても穏やかでやさしいし、カリキュラムは充実している。親の仕事量は、その分学費が安いと思えば割り切れる程度だと思う。役職についたりしなければ。

とはいっても手伝いに入る親は大変だ。毎日6名ほどの親が、交代で二人の先生を支援する。担当場所はキッチンや室内、アートテーブル、パティオ(別のクラフトなどをやる)、庭係など、6箇所ほどに分けられた中の一区域。例えばキッチンの係になったら、朝到着後、すぐにその日のスナックの準備に取り掛かる。ディッシュウォッシャーからきれいになったお皿やらトングやらコップを出してトレイに並べたり、りんごを切ったり、トーストにバターとシナモンとシュガーを塗ってオーブンのグリルで焼いたり、台所に立ちっぱなしで準備をしなければならない。一時間ぐらい時間はあるが、のんびりやっていると時間が足りなくなってくる。

そしてスナックの時間、子どもたちが食べている間、手伝いの親たちは必ず自分の担当のテーブルについて本を読んであげたり、簡単なゲームをやってあげたりしなくてはいけない。

その後、子どもたちが外で遊んでいる間、親たちは掃除機をかけたり床をモップで掃いたり。

それでも手伝いに入ると子どもたちのことも少しずつ分かってくるし、3・4歳児向けの教育について色々考えさせられて案外面白い。

感心するのは、このプレスクールは毎日本当に多彩な活動が用意されていること。今まで一ヶ月の間、毎日毎日少しずつ違ったアートやクラフトをやらせてもらっているようだ。単純なものばかりではあるけれど、これだけ用意するのはやっぱり容易なことではない。それから、毎日のようにテーマがあり、小学校にも通じているテーマ学習のようなことをプレスクールレベルで楽しく学べるように工夫されている。例えば先週は「色」の週で、今日は「赤の日」だったら、忘れなければ赤いシャツを着てきて、赤い絵の具をたくさん使ったアートをやって、スナックも赤りんごと赤いサルサとチップスを食べることになっている。更に先生が読む本も赤い帽子が出てきたり、色の歌を歌ったり。

それだけといえばそれだけだが、テーマ学習というのはアメリカの学校教育では主流で、普通の学習形態で、それが幼稚園生レベルでもこうやって行えるのだな、と思うと感心する。

また、昨日はりんごの日で、今日はアップルパイの日だった。昨日、一人一個ずつりんごを持ち寄った。持ち寄ったりんごの色は、赤か、緑か、黄色か、混合か。自分の持ってきたりんごを見てりんごの色のグラフを作った。そして、今日は持ち寄ったりんごをつかって、パイ作りの特別ボランティアの人が来て、子どもたち皆にりんごの皮を皮むき機でむかせ、切るのはやってあげるが、それをシナモンと砂糖と混ぜて、パイ生地の中に入れて、という作業を子どもにやらせてくれ、全員が小さい、家に持って帰って焼けるアップルパイをお土産にもらった。

そのパイは、早速食べたけれど、アメリカの大量生産製品にありがちな甘いだけのパイではもちろんなく、とてもおいしかった。

↓ こんなりんご一個分ぐらいの小さいパイ。

これだけ毎日活動が盛りだくさんだと、子どもも学校に行くのが楽しいようだ。息子を朝起こす時も、「ほら、今日は何々の日だね。何着て行こうか。」などというとかなり覚醒効果があるようで、本当に助かっています。

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Candy Land その後

デービスは突然秋になりました。先週までは夕方暑かったのに、2日ほど前、朝息子のプレスクールの前に行ってみると一面落ち葉が敷き詰められたようになっていました。皆で一晩で秋が来たねえ、と言い合いました。子どもたちはほうきで落ち葉はきをしたり、積み重ねたりして遊んでいました。

そして今日はこの秋初めての雨も降りました。子どもたちは久しぶりの雨が大変嬉しい様子。
あまりにも乾燥していたからね。

さて、娘たちの結成した劇団ですが、実はあの記事を書いた翌日、娘が劇団を、もう一人の友達と一緒に辞めると言い出した。あらまあ、残念、でも何があったのか。不思議に思ってちょっと尋ねてみると、どうやら中に娘とはあまりなじみのなかった、気の強い子がいて、娘ともう一人の女の子がCandy Landの歌をスムーズに歌えなかったので、もっとちゃんと練習してよね、みたいなことを言われたからいやになった、ということらしい。辞表?まで書いていた。

そうか、でもまだ始まったばかりなのにそんな辞めます、って手紙まで書いて、大丈夫?またやりたくなることもあるんじゃない?といってみた。なかなか娘の決心は固いようだったが、翌日、やっぱり手紙は渡さないでおく、と言っていたので、なんとなくほっとしていた私。

その後しばらくは、辞めた友達とFairy Clubを始めた、と言っていた。まあ、そのお友達と仲良くやっているんだからいいか、と思っていたが、それから一週間ぐらいたった今日。もともと仲良しだった、Candy Landをずっとやっていた女の子(この子も気は強いらしいが娘たちにいやなことを言ったわけではない)から、また一緒にやろう、と再び誘われて、結局その子たちとCandy Landをやったらしい。そうか、よかったね。

しかし。

こんどはFairy Clubを一緒にやっていた女の子が、悲しくなってしまったらしい。その子は戻ってCandy Landはやりたくないそうだ。

ああ。あちらがたてばこちらがたたず。

女の子の世界は二年生で既になかなか大変らしい。