一時帰国時のお土産ー体験入学

通常、日本以外の国で学校教育を受けている日本語を話す子どもが、一時的に日本に滞在している間、日本の学校に通ってみる事を体験入学という。だいたい一ヶ月以内なら体験入学で、住民票がなくても受け入れてくれるところが増えているらしい。

その時、短期間でもクラスメートになる子ども達にお土産をもっていくかどうか。

これは議論のあるところらしい。

先生によってはそれは余計な事で、やってくれるな、というところもあるそうだ。

補習校で会う、毎年体験入学させているというお母さんに聞いたときは、子ども達はたいしたものでなくても喜ぶので結局毎年持って行くが、結構大変、という人もいた。

私は、娘の担任になる先生に、迷惑ではないが旨を確認してから何を持って行こうか考えた。こちらのパーティー屋に売っているようなアメリカ的鉛筆や消しゴムはどうかと思ったが、はっきりいって質が悪い。

色々悩んでいる時、ウェブサイトでアメリカ各50州のことが書いてある鉛筆、というのを発見した。小学二年生には早い気もするけど、これってなかなかいいのではないか、と思い、早速注文した。

発送までに2、3日かかってもギリギリ間に合う、という時に注文を出した。

しかし。

ウェブサイト上で注文を入れれば、通常は直ぐにメールが入って、注文を受け付けました、発送はいつ頃になります、などと入るのだが、それが2日たってもなかった。

もう一度ウェブサイトに戻ってカスタマーサービスの電話番号を探すが、見つからない。

この時点でちょっと背筋に冷たいものが走る。

この会社、ちゃんとした会社かな・・・。

クレジットカード会社にも電話をかけて確認。まだそういう出費はデータにないという。

よかった。

でもなんでこんなに仕事が遅いのか。

結局、親会社のようなところをインターネットで探し出し、カスタマーサービスに電話をすると、ちゃんと話がつながり、その注文は今揃えているところだ、といわれた。

でも、それっていつになったら揃うのか。

わからない、5日以内には、でも明日かもしれない。

うーん。それでは出発に間に合わないので、キャンセル、ということになってしまった。

どうやら、ここは先生用の、教室で使うようなものを卸売りしているところで、あまりスピードは競っていないらしい。こちらの学校で言えば年度末のころだったから、かき入れ時でもなかったのだろう。ちなみに、この鉛筆もこれだけを買う事はできず、25ドル以上買わないと注文できないようになっている。でも、様々な鉛筆以外にも、Multiplication Rock CDなど、どんなものか、気になる商品が結構入っていたりする。

そんな事をしている間に、出発前の慌ただしさの中でお土産は結局用意できなくなってしまったのでした。

次回はこんなことにならないよう、もっと早めに準備しようと思いました。