モントレーから帰って一日家で過ごし、その翌日の12月29日から一泊で、今度はサンフランシスコに行ってきました。
本当はモントレーで二泊ぐらいのんびりしようかと思っていたのですが、水族館は半日で見終わってしまうし、もし雨だったら海岸などで遊ぶ事も出来ない。それはまずいと思い、では普段はデービスからは日帰りで済ませるサンフランシスコにのんびり一泊してみようではないか、と思い立った訳です。
それに、改修工事が終わって新しく昨年秋オープンしたCalifornia Academy of Sciencesという、自然科学博物館に行ってみたかったのです。10年近くもかけて、ゴールデンゲートパークに昔からあった博物館を改修していたので、再オープン時にはかなり話題になっていたのです。
環境に配慮した建築とか、屋根が全て土で覆われ、草木が茂る「生きた」屋根だとか、「熱帯雨林」があり、「プラネタリウム」もある正に21世紀の博物館のモデル、といううたい文句です。
休日はかなり混み合うということだったので、一泊して、翌日の朝から行くしかないわけです。
それでもサンフランシスコは遠隔地ではないので、一日目はのんびり出発、フィッシャーマンズワーフあたりをうろうろして、夕ご飯も早めに食べました。町中のホテルの24階に泊まったので、夜景がとてもきれいでした。デービスでは見る事ができない光景で、子ども達も驚いていました。オンラインでチケットを購入してから行こうと思っていたのですが、買おうと思ったとき、翌日のチケットはもう購入不可能でした。二日後のチケットしか買えないようになっていました。この時点で、もっと気合いを入れなければいけないことに気づくべきでした。
そして二日目。なんだかんだでホテルを出発するのが博物館の開館時間になってしまいました。博物館近辺到着は10時少し前。でも、すでに博物館脇の専用駐車場は満車。そこで娘と私だけが車から降りて、チケットを購入する事に。
歩いて行くと博物館近くにすごい列。聞くと、それは既にメンバーの人が入るための列。
なんとなくいやーな予感。でも、チケットを購入するための列はそれほど長くないよ、と言われてとりあえずそこに到着。購入まで20分ほどかかるが、その時、「チケットを持っている人が入館するまで、多分一時間半以上かかる。それでよいですね???」と念を押される。
ちょっとひるんだが、ここであきらめたら多分もう来る事はないだろうと思い、AAAのディスカウントで一人3ドル引きで購入。ちなみに6歳以下はただでした。
そして、チケットを持って列に並ぶが、その列が10時20分ぐらいの時点で長い・・・。最後の方は、もうほとんど公園の外でした。
しばらくして父息子が到着。公園内の、最初の入り口の方にやっと駐車できたとのこと。やっぱり、開館時間以前に来て並ばないといけないぐらいの混みようだったようです。列は、それでも少しずつ前進しているのですが、かなりゆっくり。
↓延々と続く列。我々の後にもまだ長い列が出来ていました。
アメリカに来て、こんな混雑にあったのは多分初めてではないでしょうか。我々が列に並んでしばらくして、もうその日のチケットは販売停止になったようです。
そして我々が入館できたのは、それからほぼ二時間後でした。
もちろん中も、入場制限をしているとはいえかなりの混雑ぶり。もう昼近かった訳ですが、とりあえず水族館の部分や名物の白ワニなどを見物。
↓娘が気味悪がってしまった白ワニくん。
でも、プラネタリウムやら熱帯雨林という呼び物には予約が満杯で入る事は不可能。
カフェテリアも長い列でしたがしょうがないので並びました。ガンボやサンドイッチがあり、その使い捨て皿はプラスチックではなく、いかにもbiodegratableな素材で、ゴミも仕分けして捨てるようになっているのだけでなく、compostというゴミ箱もあったのには少し感心しました。
でも、前、ダウンタウンに開館していた臨時設置の博物館を訪れた時、たくさんいて感心したワニガメが全く見当たりませんでした。ちょっとがっかり。
恐竜の展示も大きなものはT-Rexが一つあるだけ。
熱帯雨林や、プラネタリウムが見られたらまた違う感想だったかもしれませんが、メンバーでも並ばなければ入れないのでは、これらの目玉はサンフランシスコ市外の人にはなかなか気軽に見に来られるものではありません。
残念ながら、博物館としては、それほどものすごく素晴らしいとはあまり思えなかったのでした。
確かに、これまでの、重厚な石造りを基本としたヨーロッパ調の博物館とは違って、館内も明るく、外の自然との調和を目指していて新しい、西海岸らしいものであるとはいえるでしょう。建築が好きな人にはよいかもしれません。
今回の小旅行でよかったのは、サンフランシスコにゴールデンゲートブリッジ側から入ったとき、とても晴れ渡っていて絶景だったことでしょうか。
こういうのを眺めると、やっぱりサンフランシスコ自体は、ドラマチックで素敵な町だなと思います。ちなみに金門橋の通行料金は今6ドルです。昔は3ドルぐらいだったのになあ。
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