ようこ園

カリフォルニア州デービス在住の三児の母のブログ。

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二歳児との遊び

子ども達が日々成長しているのが夏休みでよくわかる。ただ、やはり一番下の次女の成長が目覚ましい。二才なのでわがままも一杯。おにいちゃんやおねえちゃんに対していばっているのはいかがなものか、と思って少しはたしなめてみる。(効果はほとんどなし)

でも少し生意気になってくる二才は、やはり可愛い時期。

いやだいやだと言ってることでも、一応やったあとで褒めておくと、そのうち嫌がらずにやってみて、できると「やったー」と一緒に喜べることもある。

例えば次女は最近髪の毛を洗うのが大嫌いだったけれど自分から進んですすぎをやってもらって、ちょっとこわいんだけどちゃんとやっている自分が誇らしいようで、終ると「やったー」とおおいばり。一応褒めたたえてきた甲斐があったというもの。

ま、そんなにうまく行かないことも多々ありますが・・・。

子どもがだだをこねている状態では、こちらも頭が回らなくなる。そんなときは深呼吸でもするか、一時離れるか、するしかない。こちらに余裕がないとどんな対処もできないからだ。

どなったら自己嫌悪に陥って出口がなくなってしまう危険有り。

どうしてもテレビが見たいというとか、どうしても何か親がやってほしくないことをしたがる時は、とにかく「それ以上に楽しいこと」を探してやってやるしかない。要するに「気をそらす」しかない。「厳しいしつけ」なんてこの時期の子どもにはまるで効果がない気がする。

子どもがぎゃあぎゃあ言っていると、そんなことを見つけるのは大変だけれど、子どもは基本的に親に遊んで、構ってもらいたいのだからしょうがない。加えてうちの子はふざけ合うのが大好きだ。それに基本的に子どもは親のことが大好き。当たり前だけど。構ってもらっていやなわけない。

ばかみたいと思っても、子どもがうきゃうきゃとお腹のそこから喜ぶことを仕掛けるしかない。

幸い、二歳にもなるとかなりその子の好きなことも種類が多くなる。

うちの子の場合、こちらが、子どもの無造作にバタバタやっている足蹴りに当たって痛がったりするとふざけていると思って喜んだり、「食べちゃうぞー」と言ってお腹を食べる真似をしたりくすぐったりすると大変喜ぶ。少々の機嫌の悪さはあっという間になくなる。

遊びも色々出来るようになってきた。

最近はシャボン玉も好き。自分ではまだあまりうまく出来ないが、ちょっとできるとうれしい。

それから窓などに吸盤でくっつくボール。これを投げ合ってくっつけあいっこをするのも好き。

こんなのです。(suction cup ballという名前らしいです)

後は水遊び。勝手にスプーンやコップを洗ってくれる。多少びしょびしょになっても目をつぶる。

それでもだめなときはしょうがない、あんぱんまん、これです。

やっぱりはまりました。ついに。ちなみに彼女はばいきんまんがとても面白いらしくて好きみたいですけど・・・。出て来ただけでがはは、です。

明日もなるべくニコニコがんばりましょう。

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「おにぎり」と「ごしごし」

次女は今、テレビで見るものと言えば「いないいないばあ!」と「ピタゴラスイッチ」が大好き。

そのなかでも「いない・・・」の女の子、ゆうなちゃんが小さい子にやってあげる手遊び歌、「おにぎり」が大好き。

「おーにぎり、おーにぎり、ぎゅっころろ・・・ごはんをのせて、中身は・・・うめぼしー」などとゆうなちゃんが歌いながら小さい子の手をにぎっておにぎりを作って食べるまねをするというもの。

それを自分のお姉ちゃんに一緒にやってもらうとものすごく嬉しそうなのだ。

こういうときは、おかあさんよりもおねえちゃん。

ゆうなちゃんに断然近いものね。

今日は次女、また鼻風邪をもらってきて一日機嫌が悪かった。

でも、寝る時にはまあまあ機嫌良くしていた。

電気を消すのもぷっちん、といってやってくれる。

眠くないと、電気を消してからが長かったりするのだが、今日も鼻が少しつまっているので色々文句も言っていたけれど堪忍して仰向けになって、しばらくしたら突然隣に寝ている私の手を持って、「おにぎり」をやりはじめた。

寝たふりをしながら、手を握って来たので何をするのかなと思っていた私はびっくり。

今まで「おにぎり」はやってもらうばかりだったから、彼女が歌い出すとは思わなかった。

まだ全部の言葉は言えないけれど、でも明らかに「おにぎり」だった。

だって、「おにぎり」とか、「ごはんのしぇてー」「しゃけ〜」とか、「いちご!」(おねえちゃんがふざけておにぎりの中身をいちごにしていたことがあった)とかはっきり聞き取れたから。

そしてそれが終ったらすーすー寝てしまった。

食べると機嫌が直る、「食えば分かる」性格と言われている彼女。

手遊び歌も今「おにぎり」がブームです。

それから、彼女の最近のブームといえば、おままごとではなく本当のお手伝いのようなことをしたがること。

先日、タマネギを切っていたら「タマネギ、タマネギ!」とタマネギが分かったためコーフンしてこちらに向かって来た。

皮を剥いたりすることが大好きなため、しょうがないのでタマネギの皮を剥いてもらい、まだ満足しないので一緒に少しタマネギを切ってあげた。

後日、今度は庭からおにいちゃんと取って来た小粒のオレンジを洗うというので洗ってもらったらかなり長い間おとなしく洗っていた。

その更に後日、台所でオレンジをみつけて「ごしごし、ごしごし」という。

ブラシで洗うのかな、と思ってブラシを渡すと、それじゃないという。

分からないので指差す方に連れて行くと、引き出しの、ナイフが入っている場所を知っていてそこを指差す。

「ごしごし」とは、ナイフで切りたい、ということだったのだ。

なるほどー。

そして少し一緒に切って、食べさせたら、小粒とはいえ、丸々二個も食べてしまった。夕飯前に。

さすがに夕ご飯はあまり食べなかった。

もう少しだけ、夕ご飯までがまんできるようになってくれるといいなあ。
それに、危ないから、そんなにナイフで切りたがらないでほしい。
できることなら、あまりやらないようにしたいと私も思ってます。

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アメリカの小学校での算数の進み方

上の娘は一月生まれ。日本では、学校が4月から始まるので、学年の中では年齢は小さい方です。ところが、アメリカでは、9月ごろが学年の始まり。
更に複雑なことに、アメリカでは、この9月に何才だから1年生が始まる、という区切り方をしないことが多いのです。「多い」というのは、この区切り方も全国統一ではなく、州によって違うからです。

例えばカリフォルニアでは、12月2日までに5歳になっている子どもがその年の9月にキンダーを始められることになっています。つまり、9月の時点では4才の子も同じクラスにいることになります。(ただし、これは今後段階的に見直されて、9月の時点で5歳になっている子どもがキンダーを始めるように法律が改正されることになったそうです。ちなみにニューヨーク州は未だにもっと遅く、12月31日で5才の子どももキンダーに通い始められるということで、少し問題になっているようです)

つまり、娘はアメリカの学校ではクラスメートの中では年齢が上になります。

今、アメリカでは、クラスの中で年齢が上の方が子どものためになることがあるという考え方があり、娘もアメリカの学校で、英語が母語でないとはいえのびのびやってこれたのもそのお陰と言えることもあるかもしれません。

しかし、このような子どもで、補習校などで日本の勉強をやらせている家庭では、困ることがあったのです。

それは算数の進み方が、日本の方が早いので、新しい計算の仕方等を週一回の補習校の授業や家庭学習でマスターしていくことが要求されるということです。

アメリカの算数の進み方はのんびりしているところがあり、カリフォルニアでは4年生でもあまり割り算は出てきません。5年生でも、少数の割り算等はマスターまでいかなくてもよいようです。

これだけ全体はのんびりだから、GATE(Gifted and Talented Education)プログラムがあり、進み方が特別早いクラスが設けられているんですね。

アメリカなので、普通のクラスでも理解度別のグループ学習が行われていますが、それでも4年生の算数以上のことをサポートしてくれるわけではなく、娘は今あまり割り算が得意でない状態にあるようです。アメリカの学校での算数は、ちなみにかなり退屈だったようです。

今、少数の割り算を補習校の5年生でやっているのですが、どうもすっきり分かっていないようで宿題に随分時間がかかっていたので気がつきました。

実は去年も割り算のところでそう思ったのですが、大問題ではなかったのと、下の娘が手がかかってそれどころではなかったのでそのまま放置してしまっていました。

幸いもうすぐ英語の学校は夏休みなので、少し簡単な計算問題からやり直させる時間がとれそうで、やれやれです。

でも、世界的に見ても、算数のどの概念を何年生で学ぶかはばらばらなんですね。

こんなものを見て安心している場合ではないか・・・。

これから算数の計算プリントを探します。